42 ~世界を変えた男~ -鑑賞後感想文-

「42 ~世界を変えた男~」という映画を観たので、感想を書きたいと思います。
個人的な意見ですが、この映画をそこまでお勧めはしません。

個人的な感想ですが、映画の内容が含まれている場合があります。
これから観ようと考えている方はネタバレ注意のため読まないでください。

人種差別に対してのメッセージ性が強い映画だなと思った。この手の映画はアメリカ独自の歴史背景があってこそ、感動できるところがある。だから、日本人の私ではそのメッセージを真正面から受け止めるのは難しいのかなと感じた。もちろん、黒人差別についてのある程度の知識はあるけど、実地での経験とは雲泥の差だろう。

とはいえ、映画の時代背景である1945年頃のアメリカでは、このような事が公然と行われていたという知識が身についたかなと感じた。もちろん、差別主義的な人物だけではなく、黒人に対して平等に接しようとしている人たちがいたことにも気づかされた。差別というものは根が深いもので、たぶん人間の心理的にもともと備わっているシステムなんだと思う。なにもアメリカに限った話ではない。今の日本にだって大なり小なりあるだろうし(職業差別とか、実際どの程度なのか知らないが)、世界中で民族差別なんかもあっただろう。いじめ問題なんかもその類ではないかと、私は思う。

これらの「他者を貶めて自分の優位性を確保する」という行為は、まあ少なくとも歓迎されるようなものじゃないだろう。一時的な自己肯定ができたところで、そのじつ本人は何一つ成長することがないのだから得はない。特定の物事に対してレッテルを貼ってしまうことにより、思考を止めてしまうというデメリットのほうが大きいと思う。そっちのほうが楽だろうし、逃げたくなるのはわかる。でも、本当に自分らしく生きるためには自分の頭で考えて答えを出す必要があるはずだ。その答えが誤りであった場合の周囲のバッシングの不安から、みんなと同じ意見を無条件に受け入れることを、私は逃げてるなぁと感じるのだ。

で、映画のほうに話を戻しますが、私的にはこれといった盛り上がりが感じられませんでした。黒人初のメジャーリーガーということで、ジャッキー(主人公)がチームメイトからのチキンシットを受けた場面は憤りを感じたし、徐々にチームメイトに認められていく様子。嫌がらせを受けたジャッキーが、感情を表に出さないように努めるところは応援する気持ちがあったが、どうにも最後のまとめ方がさっぱりしすぎていて「もう一山ほしいなあ」というのか率直な感想。そもそも、一見にして分かる山場を、私は感じることができなかった。題材は興味があったけれど、中身は少々残念だなと思った。

42 〜世界を変えた男〜 – Wikipedia

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